機構学


 機構学
森田鈞
定価 2,530円(本体:2,300円)
仕様 A5判 210頁
ISBN 978-4-407-02131-8
発行日 1974年09月10日発行

大学学部基礎課程において、高校の数学・物理の知識さえあれば確実に習得できるように配慮しました。また主要図を立体的に構成しているので、各種機構のポイントが視覚的に把握できます。

●目次●総論(機構学の基礎原理)/機構における速度と加速度/摩擦伝動装置/歯車歯形/各種歯車と歯車列/カム/リンク/巻掛け伝動装置

1 序論
 1-1 機械と機構
 1-2 機素・待遇・連鎖
 1-3 運動の伝達方法
 1-4 瞬間中心
 1-5 3瞬間中心の定理
 1-6 瞬間中心の求め方
2 機構における速度・加速度
 2-1 剛体上の速度・角速度
  2-1-1 速度と瞬間中心との関係
  2-1-2 分速度の関係
  2-1-3 相対速度の関係
  2-1-4 角速度の関係
 2-2 機構における速度
  2-2-1 移送法
  2-2-2 連節法
  2-2-3 分解法
  2-2-4 写像法
  2-2-5 直接接触における速度・角速度
 2-3 剛体における加速度
 2-4 機構における加速度
 2-5 変位・速度・加速度線図

 

 

3 摩擦伝動装置
 3-1 ころがり接触の条件
 3-2 ころがり接触をする輪郭の描き方
 3-3 だ円車
 3-4 角速度比一定のころがり接触 
  3-4-1 2軸が平行な場合
  3-4-2 2軸が交わる場合
  3-4-3 2軸が平行でもなく交わりもしない場合
 3-5 摩擦車
 3-6 みぞ付き摩擦車
 3-7 変速摩擦伝動装置
4 歯車歯形
 4-1 歯車の歯形としての条件
 4-2 すべり速度
 4-3 歯形の求め方
  4-3-1 歯形上の点を求める方法
  4-3-2 包絡線による方法
 4-4 歯形に関する用語と記号
 4-5 サイクロイド歯形
  4-5-1 サイクロイドの性質
  4-5-2 サイクロイド歯形
  4-5-3 ラック
  4-5-4 内歯車
  4-5-5 ピン歯車
 4-6 インボリュート歯形
 4-7 インボリュート関数
 4-8 インボリュート歯形の接触
 4-9 中心距離の変化の影響
 4-10 ラック・内歯車
 4-11 かみ合い率
 4-12 すべり率
 4-13 干渉・切下げ
 4-14 転位歯車

 

 

5 各種の歯車と歯車列
 5-1 平歯車・はすば歯車
 5-2 かさ歯車
 5-3 ハイポイドギヤ
 5-4 ねじ歯車
 5-5 ウォーム歯車
 5-6 中心固定の歯車列
 5-7 差動歯車列
 5-8 変速歯車装置
6 カム装置
 6-1 カムとその種類
 6-2 カム線図
 6-3 おもな基礎曲線とカム線図
  6-3-1 基礎曲線が直線の場合
  6-3-2 基礎曲線が放物線の場合
  6-3-3 基礎曲線が正弦曲線の場合
  6-3-4 緩和曲線
 6-4 板カムの輪郭の描き方
  6-4-1 従動節が刃形の場合
  6-4-2 従動節がローラをもつ場合
  6-4-3 従動節に片寄りがある場合
  6-4-4 従動節の先端が平面の場合
  6-4-5 従動節が揺動する場合
 6-5 その他のカム
  6-5-1 円板カム
  6-5-2 三角カム
  6-5-3 接線カム
  6-5-4 斜板カム

 

 

7 リンク装置
 7-1 四節回転連鎖
  7-1-1 てこクランク機構
  7-1-2 両クランク機構
  7-1-3 両てこ機構
 7-2 スライダクランク連鎖
  7-2-1 往復スライダクランク機構
  7-2-2 揺動スライダクランク機構
  7-2-3 回りスライダクランク機構
  7-2-4 固定スライダクランク機構
 7-3 両スライダクランク連鎖
  7-3-1 往復両スライダクランク機構
  7-3-2 固定両スライダ機構
  7-3-3 回り両スライダ機構
 7-4 スライダてこ連鎖
 7-5 平行運動機構
 7-6 直線運動機構
  7-6-1 真正直線運動機構
  7-6-2 近似直線運動機構
 7-7 球面運動連鎖

 

 

8 巻掛け伝動装置
 8-1 ベルト伝動
  8-1-1 ベルトとベルト車
  8-1-2 ベルトの長さと巻掛け角度
  8-1-3 ベルトの伝達力
  8-1-4 ベルトの各種の用い方
 8-2 Vベルト伝動
 8-3 チェーン伝動
  8-3-1 ローラチェーン
  8-3-2 サイレントチェーン