代数学入門


 代数学入門
石田信
定価 2,420円(本体:2,200円)
仕様 A5判 194頁
ISBN 978-4-407-02193-6
発行日 1978年09月15日発行

本書は代数学の入門書として、基礎的な概念や思考方法を解説することを目的としています。定義・定理などもいわば標準的なものだけを取り上げ、繰り返しや重複をいとわず、わかりやすく受け入れてもらえるよう心がけています。

●目次●群/環、体/環上の加群/拡大体

第1章 群
 1-1 二項算法
 1-2 群
 1-3 半群と群
 1-4 対称群
 1-5 対称群と交代群、置換群
 1-6 有限群
 1-7 部分群
 1-8 生成系
 1-9 巡回群
 1-10 剰余類分解
 1-11 完全代表系
 1-12 正規部分群、剰余群
 1-13 特別な部分群
 1-14 準同型写像、同型写像
 1-15 準同型定理
 1-16 シロー部分群
 1-17 直積

 

第2章 環、体
 2-1 環
 2-2 整域、体
 2-3 整数環
 2-4 整数の剰余類の環
 2-5 部分環、部分体
 2-6 イデアル
 2-7 剰余環
 2-8 準同型写像、同型写像
 2-9 準同型定理
 2-10 商体
 2-11 素体、標数
 2-12 多項式環
 2-13 整域、体上の多項式環
 2-14 一意分解整域
 2-15 一意分解整域上の多項式環
第3章 環上の加群

 3-1 環上の加群
 3-2 自由加群;ねじれ加群
 3-3 線形写像、準同型定理
 3-4 完全系列、可換図式
 3-5 線形空間
 3-6 自由加群の部分加群
 3-7 構造定理
 3-8 不変系の一意性
 3-9 可換群の基本定理

第4章 拡大体
 4-1 拡大体
 4-2 代数的拡大体
 4-3 超越的拡大体
 4-4 分解体
 4-5 代数的閉体、代数的閉包
 4-6 分離拡大体、非分離拡大体
 4-7 ガロア拡大体
 4-8 円文体
 4-9 有限体
 4-10 ガロアの理論
 4-11 げき根による拡大体
 4-12 方程式のべき根による可解性
 4-13 アーベルの定理;ガウスの定理;作図の可能性

 

問題の解答またはヒント
索引