工業771 地球環境化学
令和6年度用 新刊
編修 | 細見正明 ほか11名 |
仕様 | B5判 234頁 |
ISBN | 978-4-407-20567-1 |
発行日 | 2024年01月25日発行 |
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環境問題の現状をとらえ、さらに環境保全の考え方を学ぶ教科書
興味・関心を高める豊富な写真 巻頭では、実際に発生している環境問題の現場や関連データ、および環境保全のための取り組みなど、生徒の興味・関心を高める写真をカラーで取り上げました。
環境をコンパクトに学べる章構成 地球の生い立ちから現在に至るまでの環境の変化や環境の果たす役割をふまえて、環境問題を学習することのできる記述としました。また、環境を大きく大気・水・土壌・生態系に分類し、それぞれの問題点を理解できるようにまとめ、それらの調査方法や保全技術を学習できるようにしました。
新しい項目「環境評価」に対応 新しく学習指導要領に追加された「環境評価」に対応するため、ライフサイクルアセスメントと環境影響評価を、具体例をあげながら解説しました。
生徒が主体となって考える問題「STC」 各章末に、生徒が主体となって考える問題「STC」を用意しました。また、本書全体を通して学んだことを活かして考える問題を巻末に用意しました。
1章 地球と環境と人間
1節 地球と人類
1.地球の生い立ち
2.地球の構造
3.地球上の物質循環
4.地球環境と人間の活動
2節 地球環境問題
1.地球をとりまく環境問題
2.これからの地球環境
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2章 地球環境
1節 大気の環境
1.大気のしくみ
2.大気汚染
3.酸性雨
4.オゾン層の破壊
5.温室効果ガスの増加
2節 水の環境
1.水の特性と分布
2.水環境の現状
3節 土壌の環境
1.土壌の形成と役割
2.土壌の汚染
3.土壌劣化
4節 環境と生態系
1.生態系のしくみ
2.生物多様性
3.生態系の破壊
4.生態系の保全
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3章 人間活動と環境
1節 人間活動を支える物質資源
1.水資源
2.鉱物資源
3.農林水産資源
2節 人間活動を支えるエネルギー
1.エネルギー資源
2.枯渇性エネルギー資源による発電
3.再生可能エネルギー資源による発電
4.燃料電池
5.効率的なエネルギー利用
3節 化学物質の影響
1.環境中の化学物質
2.有害物質の人体への影響
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4章 環境の調査
1節 調査の目的と方法
1.調査の目的
2.環境モニタリング
3.環境汚染物質の測定のための基礎
2節 大気の測定
1.試料の採取
2.大気の測定方法
3.排ガスの測定方法
4.悪臭の測定方法
3節 水質の測定
1.試料の採取
2.水素イオン指数(pH)
3.溶存酸素(DO)
4.生物化学的酸素消費量(BOD)
5.化学的酸素消費量(COD)
6.懸濁物質(SS)
7.ヘキサン抽出物質
8.大腸菌群数
9.非金属成分
10.金属成分
11.汚濁負荷量
4節 土壌の測定
1.土壌の調査
2.試料の採取
3.測定方法
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5章 環境の保全技術
1節 排ガスの処理
1.大気中の汚染物質
2.ばい煙処理のプロセス
3.燃料の改良
4.燃焼技術の改善
5.除じん・集じん
6.排煙脱硫
7.排煙脱硝
8.ダイオキシン類の抑止と除去
9.ばい煙の拡散
2節 排水の処理
1.排水処理のプロセス
2.物理的・化学的処理
3.生物学的処理
4.有害物質の処理
5.汚泥処理
3節 生産技術と環境保全
1.環境への負荷低減のための生産技術
2.環境保全に向けた産業での取り組み
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6章 廃棄物と環境
1節 廃棄物の現状
1.廃棄物の分類
2.廃棄物の現状
2節 廃棄物の処理と有効利用
1.廃棄物処理の基本プロセス
2.都市ごみの処理システム
3.産業廃棄物の処理と再利用
4.廃棄物の最終処分
5.放射性廃棄物の処理
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7章 持続可能な社会構築のためのしくみ
1節 環境問題への取り組み
1.国内の取り組み
2.国際的な取り組み
2節 環境の管理と評価
1.環境管理の考え方
2.製品のライフサイクルアセスメントと環境
3.環境アセスメント(環境影響評価)
4.危険性・有害性のある化学物質の管理
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[STC まとめ] 地球環境問題のひとこま
[STC まとめ] 廃棄物や物質循環について考えてみよう
[付録1] 環境基準と排出基準
[付録2] 地球温暖化係数
[付録3] 単位と単位の換算
問題解答
さくいん
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