生命科学のための基礎 物理


 生命科学のための基礎 物理
監修 大島泰郎
執筆 太田博道、岩村道子、大場茂、西山繁
定価 2,200円(本体:2,000円)
仕様 B5判 256頁
ISBN 978-4-407-02412-8
発行日 2002年03月01日発行

生命科学を学ぶ学生のために、生物が関わる物理現象を題材にしたテキスト。高校で物理を学んでいない学生にも配慮した内容になっています。

●目次●1章 自然科学の学び方/2章 力学/3章 静電気学/4章 電流と電圧/5章 電流と磁気/6章 音と聴覚/7章 光と視覚/8章 熱とエネルギー/9章 流体/10章 放射線/11章 物理計算に使われる数学

第1章 自然科学の学び方
1-1 自然科学の構造
1-2 物理学が自然を見る切り口
演習
第2章 力学

2-1 力をベクトルとして考える
2-2 運動学――運動しているものを物理ではどのように表すか
2-3 動力学――力と運動とを関係付ける
2-4 摩擦があるときの運動
2-5 仕事とエネルギー
2-6 運動量保存則――衝突を支配する物理法則
2-7 力のモーメント
2-8 応力と歪み
2-9 歩行
2-10 回転運動
演習

 

第3章 静電気学

3-1 はじめに
3-2 電子と電気力(クーロン力)
3-3 電場
3-4 電場中に置いた導体(金属)と絶縁体(誘電体)
3-5 電位
3-6 ガウスの法則
3-7 コンデンサー
3-8 静電エネルギー
演習

 

第4章 電流と電圧
4-1 電流とは何か
4-2 電気抵抗と回路
4-3 ジュール熱と電力
演習
第5章 電流と磁気

5-1 電気と磁気の結びつき
5-2 磁石と磁場
5-3 電流がつくる磁場
5-4 電流が磁場から受ける力
5-5 電磁誘導――磁場(変化)がつくる電場
5-6 電磁波
演習

 

第6章 音と聴覚
6-1 音波
6-2 共振と共鳴
6-3 ドップラー効果
6-4 聴覚
演習
第7章 光と視覚

7-1 地球上の生物は太陽光がなければ生きられない
7-2 光とは何か
7-3 光学器械としての眼
7-4 光の屈折
7-5 角膜による像形成
7-6 水晶体の働きは焦点調節の補助レンズである
7-7 眼の不完全性
演習

 

第8章 熱とエネルギー
8-1 温度
8-2 熱と仕事
8-3 熱力学の第一,第二法則
8-4 エントロピー
演習
第9章 流体
9-1 静止している流体内での圧力
9-2 なぜ水中では物が軽くなるか
9-3 流れとベルヌーイの定理
9-4 粘性
9-5 植物における水の吸い上げ作用
9-6 血圧
演習
第10章 放射線

10-1 はじめに
10-2 原子と原子核
10-3 放射線の発生
10-4 放射線に関する量と単位
10-5 放射線と物質との相互作用
10-6 放射線の測定法
10-7 生物に対する放射線の影響
演習

 

第11章 物理計算に使われる数学
1.指数を使った表記 2.近似計算 3.三角関数 4.指数関数と対数
5.ベクトル 6.関数の級数への展開 7.微分 8.積分
9.線積分 10.微分方程式
演習問題解答